霊験修法曼荼羅 永久保貴一[著]秋月慈童[語り]読んだ感想【マンガ・仏像や密教が気になる人向け】

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書名:密教僧 秋月慈童の秘儀 霊験修法曼荼羅

著者:永久保貴一

語り:秋月慈童

出版社:朝日新聞出版

出版年:2012年9月30日(1巻)、2013年7月30日(2巻)、2014年8月30日(3巻)、2015年8月30日(4巻)、2016年2月29日(5巻)

価格:580円+税

仏教界において秘儀・秘術を駆使し、特殊な事例を専門に請け負う一門がある。

その一門に属する実在の僧侶・秋月慈童が明かす秘話を描く、驚異と神秘のノンフィクション・コミック!!

表には出ることのないエピソードの数々と、人智をはるかに超える密教のパワーに、驚愕すること、必至ーーーー!!

霊験修法曼荼羅 第一巻・裏表紙より引用

霊験修法曼荼羅 「 怖がりなのに読みたい 」そんなあなたへ

ホラーが苦手な方、どうぞ覚悟して読んでください。

全部が全部ではないけれど時折、背筋が凍るようなゾッとする絵が出てきます。

私はそういったものは苦手なのですが、初めて読んだのが夜で、見てしまってからしばらくずっと、かなり後悔しました。

でも、仏像や密教がなんとなく好きなら今後の寺社参拝に大いに役立つのではないかと思います。

この作品には幽霊とかおばけの類もふんだんに出てくるのですが、描写が結構リアルなので一度読んだあと再度読む場合は躊躇しちゃうかもしれません。

私は怖い話の回をすっ飛ばしています。

でも、その怖い話の内容自体は勉強になるというか、私は霊感ゼロなので何も見えないけれど、見えないなりに考えさせられることが多いので、無駄ではないです。

第一、一度見てしまうと脳裏に焼き付くので、自分の中でほとぼりが冷めるまで読まなくても大丈夫かなと。

本作品を読んで得られる知識や情報は、多いです。

宗旨・宗派は問わず、読んでみると今まで知り得なかった世界がきっと広がると思います。

語られているのが僧侶ですからね、説得力が半端ないです。

霊験修法曼荼羅 本のもくじ

※本作品の目次には、各話の内容が一切記載されておりません。ですから私が簡単に書いておきます。

霊験修法曼荼羅 1巻

第一話:聖天さま
第二話:角大師
第三者:真言と印
第四話:秋月慈童さん・僧侶になった経緯 1
第五話:秋月慈童さん・僧侶になった経緯 2

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霊験修法曼荼羅 2巻

第六話:慈童さん・仏教修行編
第七話:慈童さん・得度、出家編
第八話:慈童さん・十五、六歳の頃のエピソード編
第九話:慈童さん・初めての修行、お不動さんの真言十万遍
第十話:慈童さん・鵺もどき封印編

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霊験修法曼荼羅 3巻

第十一話:慈童さん・仏舎利編
第十二話:慈童さん・灌頂を受ける前と受けて阿闍梨の位を授かった後、どう変わるのか編
第十三話:慈童さん・変わった友人の話編
第十四話:慈童さん・お稲荷さんの怒りを鎮める編
第十五話:慈童さん・とある村に伝わる代々の当主の墓所全部、新しい墓所に移動編 1

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霊験修法曼荼羅 4巻

第十六話:慈童さん・とある村に伝わる代々の当主の墓所全部、新しい墓所に移動編 2
第十七話:慈童さん・今までのこと諸々の補足編
第十八話:慈童さん・師僧との話編
第十九話:慈童さん・伯父所有の別荘での話編
第二十話:密教界の神様とうたわれたお坊様の話編
第二十一話:密教僧が護摩を修するときに観想している世界の再現編

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霊験修法曼荼羅 5巻( 完結 )

第二十二話:荼枳尼天さま
第二十三話:疱瘡神様と御神木
第二十四話:倶利伽羅龍王さま
第二十五話:神社などパワースポットが好きな人に読んでほしい内容の話
第二十六話:日本各地の神社仏閣を汚す集団の話
第二十七話:仏像をコレクションするだけで拝まない僧侶の話

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【著者】永久保貴一 (ながくぼ・たかかず)漫画家

神奈川県生まれ。1984年デビュー。代表作に『カルラ舞う』シリーズ、『生き人形』他、多数。オリジナル作品の他、実話系怪異談などでホラー、オカルトミステリー誌を中心に活躍中。漫画原作作品も多数手がける。

【語り】秋月慈童 (あきづき・じどう)僧

年齢不詳。職歴、彼此二十年以上。幼少期に祖父から少し怪しいことを習い、中学生の時、滝上師に出会い出家。以後、仏教(ことに密教)、修験、呪術を修学す。現在三国傳燈大阿闍梨・両部都法。著書:『詳明 守り本尊読本』(原書房刊)

霊験修法曼荼羅 この本と出会った経緯

ほん怖(ほんとうにあった怖い話の略称らしい)を長年愛読しているという友人から、これ面白いよと唐突に1巻だけ郵送されてきた為。

表紙からして聖天様の像と錫杖を持った僧侶でしたから、ほん怖コミックスなのが怖そうで躊躇しつつも読んでみた・・というのが経緯です。

奈良・薬師寺の薬師三尊像の小話とか序盤から好みの内容でした。

一部の怖い話以外は。

怖い話に出てくる絵柄については、霊験修法曼荼羅の事ではないけれども 第三者の感想が全てを物語っている。

1巻を読了後、続きが気になるので残りの全巻を購入してました。

霊験修法曼荼羅 本作品の内容

仏像に関する話とか、真言、不動明王など天部の神様、龍神、墓参り、先祖、武将、梵字、宇宙とかに対して事細かに分かりやすく描いてあるので、考え方や姿勢が変わるきっかけになると思います。

もちろん、考え方は自由なので全く変わらない人もいらっしゃるでしょう。

その辺は自由でいいと思います。

でも、例えば昔のテレビドラマやマンガなどでよく見る、例えば印を組みながら真言を唱える行為、実はあれ、僧侶以外やってはいけないそうです。

罪になるようで、今まで散々真似していた私などは救いようがありません。

その辺のことは今後改めるとして、知らずに恐れるのではなくて、正しく知って恐れましょうと、多分作者の意図はそういう事なんじゃないのかなと。

だから何でもそうだけれど、これをきっかけとして探求していけばその入口となった本作品は活きると思います。

5巻で終了していますが、その続編というか姉妹編が今現在までに6巻あります。

その話は、また次回。

因みに全巻巻末に秋月慈童氏の文章が数ページあるのですが、勉強になるしとても面白いんです。

でも、5巻の巻末ではこの漫画がなぜ5巻で終わるのか、その理由が語られています。

これがまた残念な話でね。

一部の読者が暴走しなければ多分もっと続いていたのかも・・もっと読みたいだけに、とても惜しいなと思った次第です。


霊験修法曼荼羅 各種イベント( 終了したものも含む )

作品リストは以下の通りです。

会員登録なしで読めます。

  • 霞の竜笛
  • 古代のVAGAN
  • オカルト少女地獄ちゃん(全3巻)
公式マンガ図書館Z 2023年10月18日のポスト

入場無料の原画展が開催されました。

期間はGW

会場は渋谷区神宮前4-15-2 裏参道ガーデン 2F


↓ 都民以外の方用。東京駅からの徒歩ルート。

公共交通機関であれば40分、車なら14分、徒歩でも1時間20分弱とのことなので、皇居外苑や桜田門、国会議事堂などを観ながら散歩して行くのもありかと。

道中には豊川稲荷東京別院日枝神社がありますので、参拝してから行くのもよし。

地図を少し拡大すると分かるのですが、乃木坂駅と六本木駅の中間あたりに赤坂氷川神社もあります。

緑豊かな場所なので、個人的にはオススメです。

御祭神はスサノオ、クシナダヒメ、オオクニヌシになります。


『 阿闍梨蒼雲 霊幻怪異始末 』感想ブログ記事、近々公開します

霊幻怪異始末とは、本記事の冒頭で紹介した五大明王様の話の漫画のことです。

とうの昔に読了しているのですが…

オバケの絵が怖すぎとの評判がある五大明王の話、まだ読めてないです( もう一年経過… )

ヘタレ用にオバケの絵が描かれていないバージョン、冗談抜きで切望します。

普段、ノートPCでブログ更新しているので、モニター画面からオバケが出るとか勘弁してほしいです…。

個人的には、PC表面にお不動様の種子(梵字)描くかカッティングシール貼るかして、成田山系のお寺で御火加持( おひかじ )してもらい、お不動様に何とかしてもらいたい心境(一生わが家にオバケの類が近寄れないように、という意味合い )。

ただ御火加持、電子機器は非対応かもですが( 鞄などに入れてお渡ししたらやっていただけるかも、何となく。→ ヘタレすぎ )

2024年4月6日昼間に各種真言を紹介しているお寺さんのYouTubeチャンネルがあって、私は愛聴しているのですが。

もういい加減、五大明王の話が読みたいのと既に7巻が2023年8月に発売されていたのに気づいた関係で、意を決しました( 大げさ )

とはいえそこはヘタレ、五大明王の真言と加護住所安穏真言を拝聴、越法罪だろうけどトータル3〜40分位自分でも声に出してお唱えし加護を願った上で、遂に読めました笑

全然怖くなかったので、もっと早く読めば良かった( アホ )

読む前から怖すぎるとか言われると構えてしまうので、無心で読むことをおすすめします。

ということは、それ即ち弊ブログも読まずに…ということになってしまいますが、ヘタレ限定の話ということで。

金剛蔵王大権現建治寺 『五大明王大呪』

今思ったのですが、バックグラウンドで音源を流せる環境であれば、PC使う際に流せば良いような気も。

あのお守り、自分では作れませんからね。

なお、このYouTubeのお寺と漫画に出てくるお坊さんは、一切無関係です。

漫画の方は噂では東の方角の方らしいので四国では無いですよね、建治寺は四国ですから。

お間違いのなき様、お願いします。

弊ブログがきっかけで双方にご迷惑が掛かってしまってはいけませんので、重ねてお願い申し上げます。

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