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書名:薬屋のひとりごと 1〜15【電子書籍】
原作:日向夏(ヒーロー文庫/主婦の友社刊)
作画:ねこクラゲ
構成:七緒一綺
キャラクター原案:しのとうこ
発行所:株式会社スクウェア・エニックス
価格:730円
薬屋のひとりごと 率直な感想
私はどちらかというと可愛らしい絵が好きなので、結果的に本作品を選んだわけだが、正解だったなと。
ストーリーは謎解きではあるけれども、小説版の原作や小学館版のややリアリティがあって小説寄りの内容のものよりサクサク読めたし、わかりやすく面白かった。
続きも気になる。
漢字の国で時代背景も正確にしているようで、カタカナ語や外来語の類は全く出てこない。
それは読んでいて楽しかったし、想像力も掻き立てられたように思う。
実際、こういう漢字を使うのかとか勉強になるので漢字が好きな人にはオススメできる。
ちなみに薬屋のひとりごと:アニメ版はAmazon primeでどうぞ。
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薬屋のひとりごと ビッグガンガン 感想 各巻
備忘録も兼ねて、各巻の感想を記す。
なお全巻、謎解きの妨げになる表現は控えてありますので。
各宮の侍女たちが回を重ねるごとにドンドン登場してくるのだが、誰が誰やら全くわからない。
そう思うのは私だけであろうか?
各巻、末筆にて新たに登場した主要人物を列記しておきました。
それ以降の巻でも出でくるのですが、それは省いてあります(面倒なので)
あと、侍女は登場人物欄には書いてませんので(除く例外)
薬屋のひとりごと 1
目次に描いてある、薬箱?に入った猫猫がかわいい。
荷物にくくりつけられている荷札が、なんとなくBLEACHを彷彿とさせる( 護廷十三隊・各隊を象徴する隊花の絵と、隊の番号を漢数字で示すアレ。腕章などで見ることができる。 )
玉葉妃のにこやかな発言のときのフォントが好き。
率直な感想でカタカナや外来語は出ないと書いたが訂正。
第二話のタイトル、ルビが外来語(カタカナ)だった。
あと、個人名のルビや効果音、「コレ」とかもカタカナだった。案外と気づかないものだな。
猫猫の腕が毒実験でやばいことに笑
薬屋のひとりごとを読んでいると、なんとなく韓ドラ「チャングムの誓い」「馬医」などを彷彿とさせる。
おそらく時代背景と題材がそうさせるのだろう。
p.89で壬氏のMっ気が露呈(笑
巧克力この読み方は知らなかった。
第四話、芙蓉妃と幼なじみの純愛話が好き。
登場人物(以下全巻、除く侍女)
第三話:高順
第四話:芙蓉妃
薬屋のひとりごと 2
第五話にて猫猫の名言が炸裂!爽快感に包まれる。
誰が 自分の餓鬼 殺した毒を喜ぶんだよ
薬屋のひとりごと( ビッグガンガンコミックス版 )二巻 第五話 看病 p.28 より引用
病人食の大切さがとても良く分かる内容。
梨花妃への秘術が気になるが、察するにアレとかだろうか・・?
第六話〜園遊会1、玉葉妃のきらびやかさが光る。アニメ化したらどうなるのか。
園遊会の話では名言、毒とアレルギーの怖さについて分かりやすく書かれている。
これ 毒です
薬屋のひとりごと ( ビッグガンガンコミックス版 )二巻 第七話 園遊会(その2)p.130より引用
食べられない人間にしかわからないものですが これは好き嫌い以前の問題です
今回は蕁麻疹程度ですみましたが
時に心不全や呼吸困難を引き起こし 最悪の場合も考えられます
もしそれを知っていて与えていたなら
毒を盛ったのと同じことです
薬屋のひとりごと( ビッグガンガンコミックス版 )第八話 園遊会(その3)p.133〜134より引用
どちらも経験が無い私には非常に為になったと思う。
巻末のおまけで翡翠宮の侍女たちの詳細な特徴が記載。
別宮の侍女たちにカイロを渡す猫猫、すすすとにじり寄る簡素なイラストが好き。
登場人物
第五話:帝、梨花妃、そばかすの無い猫猫
第六話:里樹妃、阿多妃
第七話:皇太后、李白
薬屋のひとりごと 3
壬氏ファン歓喜(多分)
目次に描いてある「 葉に掴まっている猫猫 」がかわいい。
第九話に誰でもできる簡単な指紋鑑定の仕方が記載、またひとつ賢くなった。
第十四話 p.182の房飾りの上部が日本の家紋・角宝結び(宝結び:長寿や繁栄などを意味する縁起の良い紋)と似ていたので共有。
もっとも第十四話では黒い石が付けられ喪に服す時用として登場しているが。
三巻全体を通し、色んな表情の壬氏が拝めるので楽しい。
【 徳妃の話、かんざしの話、里帰りと嫉妬、酒など、話題が豊富な巻 】
左上:薬屋のひとりごと ビッグガンガンコミックス 三巻 第十四話 酒 p.182より引用転載、
右下:角宝結び・平安紋鑑縮刷(昭和38年版)p.75より引用転載
なお、巻末 p.190〜191 に普段は構成担当の、七緒一綺先生作画によるおまけマンガ「 ついつい 」が収録。
猫猫の表情や髪型がかわいいので個人的にはとても好き。
普段のねこクラゲ先生作画による猫猫が仮に中学1年生位の見た目だと仮定すると、七緒一綺先生作画の猫猫は中学3年生以上に見える(あくまでも個人的な感想です)
登場人物
第十話:小蘭(侍女)
第十一話:やり手婆(緑青館)、猫猫の親父
第十二話:やり手婆(中堅娼館)※ 紛らわしいので記す
第十三話:白鈴、浩然、
薬屋のひとりごと 4
特に若い人から知らないなんて聞くと怖くなる。
親世代や祖父母世代が近くにいれば教えてくれるはずだが核家族化した現代ではそうもいかないのかも。
でも案外、病院などで指南されるのであろうか?私は経験してこなかったので残念ながら分からない。
蜂蜜を指につけて猫猫に「 ねぶらせよう 」とする壬氏がキモくて笑える。
壬氏と猫猫の淡い恋愛にも若干進展あり。
登場人物
第十五話:風明(淑妃の侍女頭)
第二十話:梅梅(メイメイ)、女華(ジョカ)
薬屋のひとりごと 5
紫色の表紙、個人的には好き、中表紙はもっと好き( 紫色では無いけれど )
特殊趣味には笑った。
壬氏の嫉妬が…。
第二十五話p.120のアレは、うっかりかわいいと思った自分を戒めるためなのか?謎だ。
第二十六話あたりから謎解き含めて人間関係も色々と面白くなっていきます。
(それ以前がダメという訳では無いけれど、謎解きが簡単だから)
第二十五話の海藻の話は知らなかったけれども、それとは比にならない面白さということ。
登場人物
第二十二話:男顔の侍女
第二十五話:羅漢
第二十六話:馬閃(前に謎の者として出ていた)、彫金細工師の息子達
薬屋のひとりごと 6
この作品の面白いところは、今までの点と点が全部つながっていること。
そしてそれは更に続いていくこと。
実はつながっていたと分かるや否や、きっと貴方も1巻から読み返したくなるはず。
そして七巻が待ち遠しくなっているに違いない。
そんな、とても盛りだくさんな巻。
第三十一話で登場する牛黄、今現在でも金(ゴールド)より高価なんて言われているようで、製薬会社によっては5gで20万とかで販売しているのをオンラインストアで見たことがある。
登場人物
第二十九話:梅毒で床に伏す女
第三十話:翠苓(以前にも出たことあるが名前が分かるのは今回)
薬屋のひとりごと 7
第三十六話から始まる羅漢の話が私は好きだ。
もっとも、一通り八巻以降も読んだ上での気持ちなので初めて読む貴方はそうは思わないと思う。
でも羅漢の性格が好きだと思う私はおかしいのかもしれない…。
表紙の表と表紙の裏の4コマ漫画が実は面白い。
電子書籍で読んでいると必ず表示されるので分かるけど、紙の本だと案外気づかずに存在すら知らない、なんて人がいるかもな〜( だとしたら損してますよ )
薬屋のひとりごと 8
第三十七話〜四十話、つまり八巻の最初から羅漢と鳳仙の物語。
薬屋のひとりごとファンなら絶対に読むべき。
第四十二話、壬氏の挙動にクスクス笑うかも。
登場人物
第三十七話:鳳仙
第四十二話:毛毛
薬屋のひとりごと 9
扉絵が黄色と緑色で統一されていて綺麗、差し色で壬氏の紫色が映える。
第四十三話、薔薇と書いて「 そうび 」…元々中国由来の漢字なので音読み。
第四十七話、扉絵の軸に今頃気づく。普通はスルーするよね?初見で気付く人っているのかな?
第四十三話と巻末に描かれている工芸品のジャスミン茶、調べたら色々な種類があるようです。
また、ジャスミン以外にもカーネーション、マリーゴールド、キンセンカ、菊などがあり綺麗です。
表紙表の女子会に吹いた。

登場人物
第四十三話:子翠
薬屋のひとりごと 10
口絵がひときわ美しい…壬氏が女子を差し置いて。
目次や本編中に出てくる蛾、結構好き。実写画像アップしようと思ったけど苦手な人いるだろうからヤメ。
第四十八話、月精が美しい〜♪ 眼差しだけでも悩殺必死、思わずキュン死。
Seleneを深掘りしたらギリシャ神話に出てくる月の女神のことで、間違っても2007年に打ち上げられた月の探査機・月周回衛星「かぐや」ではない。
月の女神セレーネは現在あまり世の中的には認知されておらず、有名なのはアルテミス。
だけれども元々は月の女神といえばセレーネだったみたいです。
この辺の話は日本だとさしずめ富士山の神様がかぐや姫から木花咲耶姫( コノハナサクヤヒメ )に変わった説に似ている。
ちなみに垂仁天皇の妃は迦具夜比売命(カグヤヒメノミコト)。
第四十九話 p.71 吹いた。
第五十二話( 石女:子を産めない女、玉の緒:いのち )
第五十三話、建国の昔話っておそらくどんな国でも学ぶと思うけど、戦後の日本では学びませんよね。
歳を重ねるうちに独学で学ぶ人は学び、興味ない人はあの世に行くまで知らぬ存ぜぬで来てしまう。
でも戦前戦中までは小学校で学んでいたようで、復刻版の教科書を読んで愕然としたのを今でも鮮明に覚えています。
自分の国の国史くらい成人までには知るすべがあるといいのですが…。
諸外国の留学生などに尋ねられ恥ずかしい思いをするくらいならば。
登場人物
第四十八話:異国から来た二人の美人特使、月精
第五十話:深緑( 診療所 女官 )
第五十一話:杏( 水晶宮 侍女頭 )
第五十三話:手習所の先生
薬屋のひとりごと 11
第五十五〜五十八話にかけて壬氏・幼少期の話。
育ての親・皇太后と先帝、先帝の祖母にして先々帝の話。
ちなみに壬氏の引き締まった上半身は第五十五話で拝めます。
余談だが本件では先々帝は女帝なので当てはまらないが、先々帝が男の場合の妃( 正室・正配 )は太皇太后( たいこうたいごう )というのが正しい。
せっかく才能があっても帝になるために生かされないというのは、気の毒だなという思いしかない。
登場人物
第五十五話:安氏( 皇太后 )、幼少期の壬氏、先帝、先々帝
第五十六話:水蓮( 壬氏付の侍女 )
第五十七話:元公奴婢の老人
第五十八話:幼少期の皇太后・安氏、若き日の先帝
薬屋のひとりごと 12
壬氏と猫猫のファンは心が高ぶる!(多分)
扉絵の赤い衣装など恰好良い。
目次に描いてあるカエルと一緒にいる猫猫がかわいい( もちろんカエルも。つぶらな瞳がキュート)。
第五十九話 怪談 p.20 一コマ目、怖がりの人は注意。タイトルでなんとなく構えてはいたけれど。
…あっという間に十二巻読了。
水泡の描き方が上手い、写真みたい。
追記:あれだけ触っておいて蛙…このくだりが色んな意味で面白すぎる、壬氏の表情とかさ笑
怒りの表情もまた素敵なのに、難儀な恋よのう。
登場人物
第六十話:香泉(頭巾)
薬屋のひとりごと 13
最初に言わせてください、各話をビッグガンガンで読了済みです。
その為、当時の各号での感想を移動させた関係で、13巻の感想が12巻までとは比較にならない位長いです( ごめんなさい )
香泉を襲った犯人、捕まる。
香泉がどういう設定で今回登場したのか解説されている。
と同時に壬氏はただ見目麗しき人という設定か。
猫猫、ついに牛黄を入手。
でも壬氏はまた大切な話を猫猫にしそこなう。
話してから牛黄を渡せばいいのにバカだな…ときっとあなたもそう思ったことだろう笑
はい男子よく聞いて。
好きな子が欲しがっているモノを早くあげて喜ぶ顔が見たいのは分かるけど…
大事な話があるなら先に言わないと、壬氏みたいになりまーす笑
華瑞月は人名でいいのかな?本名?わかんない。
コミックス三巻・第九話の終盤で出てきた壬氏のかんざし(高順に保管頼んで放ったアレ)が華瑞月に絡んで来るのかな?
見当違いかもしれないから適当にスルーでお願いします。
湯殿:新章スタート。
湯殿での前掛け、実際は濡れて身体に貼りつくのだろうから湯船に浸かる分には良いけれど、歩く時はきっと不快だろうな。
あの脱毛方法ちょっと覚えたいかも。
新たな登場人物として、三姉妹がお目見え。
年子の三姉妹という設定だが三つ子のほうがしっくりくるような…。
見分け方としては髪紐の色分けは置いといて【 前髪のツノの長さ、眉毛の長さ、肩に掛かる髪の毛のタイプ 】という三点セットが個人的は好きかも。
- 白羽︰長、長、長
- 黒羽︰中、短、中(外ハネ)
- 赤羽︰短、中、短(内巻き)
もっとも描き分けるの大変だろうけど。
赤羽、黒羽なんて聞くと風魔の小次郎に出てくる項羽や小龍を思い出してしまうが、私だけかもしれないな。
そして「 蛙 」である。
作者がこの表現お気に入りなんだろうな〜と思わずにはいられない笑
壬氏から漂うオラオラ系の雰囲気が、それまでの麗人像をかき消すさまが新展開〜!
蛙って偉大だな。
アニメ化したら、女子がワーキャー騒ぎそう笑
舞台は金剛宮・湯殿。
里樹妃が主役の話で、第六十六話の終盤からの続き。
夏でもないのに怪談か?とビッグガンガンで当時は思ったものの、フタを開けてみれば、結構いい話だった。
猫猫の推理は予想外の展開だった( 私はね )
里樹妃は魅力が小出しされている気がするが今回のでファンは増えるかも( むしろ増えてほしい )。
猫猫が壬氏を蔑むような目で見るコマで、また蛙で暗に表現するのには吹いた。
里樹妃の元侍女頭のオバサンがむかつく笑
壬氏ナイス!先月号で元侍女頭に対するモヤモヤが冒頭から一気に晴れ、実に胸がすく思いがした。
もっとも「 怖っ 」て思うけど。
やぶ先生が何故か頬を赤らめるコマが内心「 はぁ? 」って思うけれども、まあしょうがないのかな( わからない )
羅漢のその後、新しい宦官、氷菓の作り方、そして壬氏の話。
結構内容はてんこ盛り。
今後につながる布石が沢山ばらまかれた感じ。
ひとつ言えるのは壬氏と猫猫の表情が豊かなこと。
きっと色々な表情を見ることができるのでは?。
13巻の話ですが、紙書籍にのみ特装版があるのかと思いきや、電子書籍にも特装版があリまして。
特典データなので買う方は迷いますよね。
ちなみに電子書籍版の特典内容がAmazonと楽天で試し読みできます。
両方ともデジタル版の試し読みなので、正直なところ紙書籍の特装版と内容が同じか否か、分かりません。
( ごめんなさい )
紙書籍をショップに直接買いに行ける貴方は、さらに迷っちゃいますね。
そんな中、コンプリート派に朗報です( ちょっと遅いですが )
ねこクラゲ先生が各特典の画像をアップしてくださっていました。
カラーもモノクロも全部良いので、間に合えばコンプリートしてほしいです。
登場人物
第六十六話:白羽(ハクウ)、黒羽(コクウ)、赤羽(セキウ)
第六十七話:【 里樹妃付 】元侍女頭、現侍女頭( 元毒見役・河南 )
第六十八話:新入りの宦官、氷運搬の宦官
薬屋のひとりごと 14
玉葉妃のお子の話。
新展開で続きが楽しみ。
逆子って産婦人科関係 or 経験者でもない限り、よくわからない気がする。
なので、いつにもまして勉強になる予感。
ただ新章に突入してから毎回お話が四方八方に分散している気が…
読む内に一気に集約されていくと良いのですけど。
これは小説版を読めという合図なのかも? いや違う( 反語 )
後宮に巣食う悪意の正体が段々と明らかに。
診療所のベテラン女官・深緑との会話で複雑な思いが交錯。
そんな中ふと子翠へ思いを馳せることに。
だがその時、意外すぎる人物が登場して…。
と、ここでふと個人的に思うことが。
猫猫以外の登場人物の大半が「 みどり 」を名前に持っているなと。
ひょっとして掛け合わせたのかな?
だとしたら誰が仕組んだのかわからないけど、多分原作の日向夏先生か構成の七尾一綺先生かな?
構成の仕事内容がいまいちよくわからないが、センスあるなと。
表紙の段階から綺麗すぎるので、紙書籍を初めて買いました( 月刊ビッグガンガンの話です。 )
祝!シリーズ累計3300万部突破記念 ‼︎ 単行本発売記念 巻頭カラーです。
コミックスだと中表紙になります、白背景のブランコ。
個人的にはポスターにして壁に貼りたい心境。
緑の塗り分けが翡翠など宝石をを連想させる位、とても綺麗なので白背景にとっても映えますね。
この透き通る雰囲気とか色のセンス抜群で、ねこクラゲ先生はもとより表紙デザインを担当された阿閉高尚 氏( atd )敬服いたします。
ここに画像を貼っておきますが ↓ 検索エンジンがBraveだと多分見えないです。Chromeなどでご覧ください。

率直に言うと、第七十二話から急にいろんな話が一気に交錯し始めた印象。
深緑との会話中、翠玲が!
場面は変わり、東の羅漢・西の子昌が香泉と軍議の前に茶を飲むことに。
話の序盤で「ここにいるのが本来の主人なら…」だの「身代わり」だの、ちょっとよくわからないまま読み進めるも、話の終盤で真相が!
表題の狐と狸は羅漢と子昌だけれども、そっちの問題は香泉の身代わりが。
対して猫猫の問題には壬氏と高順が対応することに。
個人的には羅漢と鳳仙の仲が睦まじいことと、それを嬉しそうに語る姿が好きだな。
微笑ましいので。
壬氏が猫猫の捜索に動く。
一瞬、我を忘れ荒れるも自制し冷静さを取り戻す壬氏。
後宮にはその女の名は登録されておらず、代わりに名前不明の下女と新入りの宦官が姿を消していることがわかる。
とまあそんな、今まで点在してきたキャラ達が一気に線上に浮かび上がった印象。
羽三姉妹は湯殿(六十六話)以来だし、新入りの宦官は氷菓(六十八話)以来だから、この辺の人達のことが知りたいなら13巻を読みましょう。
やっといろいろ動いてきたな。
個人的には毛毛が一番かわいいので、ほっこりしました。
猫猫失踪について唐突に明らかになる様な展開。
何なら、読み忘れた号があるのでは?と不安になるレベル。
まあでも、猫猫の心情と同じといえば同じなので、擬似的に追体験をさせられている感じ。
それにコミックスなら読み忘れの心配もないし(落丁の可能性・・)
第七十一話での私の推察が合っていたので表紙からしっかり合わせてくる構成は流石としか言いようがない。
ちなみに余談なのだけれども、電子書籍ってあとで巻を跨いで読み返す時にものすごく面倒。
紙の本だったら簡単に探せるのに・・などと思ってしまった。
とはいえ、表示媒体さえ持っていればいつでも読める点は紙の本ではありえない。
一長一短だな。
先帝時代の翠一族(勝手に命名) 深緑が壬氏を見て言い放った一言が、なんとも言えない。
十四歳を過ぎてから以降、全く見向きもされなくなり白髪の年齢になった女官の 深緑の気持ちが、なんとも言えない。
先帝の話はちょいちょい出てくるけれども、闇でしかないからあまり好きではない。
ロリコン最悪。
さあ、次話から多分急展開していく気配。
狐の里というのは、翠一族・・子翠たちの隠れ里のことでした。
登場人物
第六十九話:鈴麗(リンリー)←名前が初登場なだけ。
第七十話:虞淵(グエン)←名前が初登場なだけ。
第七十二話:香泉?(頭巾)←正体は意外な人物でしたがここでは伏せます。
第七十四話:饗迂(子翠の弟)、天(ティエン:翠苓?)、年嵩のいった女官 深緑でした、誠に失礼。
薬屋のひとりごと 15
やっとおもしろ展開になってきた。
今までとはまた違った壬氏が見られます。
とはいえ登場人物が多すぎるので、まとめて読む方が理解が深まるかと。
前回の続きで柘榴宮・楼蘭妃とその妃付の侍女たちも絡んできます。
壬氏が中間管理職として有能すぎる一面が見られますが、壬氏の不義の子説に信憑性は無い様子。
だとすると、今までの話は変わってくるよなあ・・。
何にせよ面白くなってきたのは確か。
でも途中まではのらりくらりとしている錯覚も、突然の発覚で一気に話に緊張が走った。
アレに気づく前と後では読み手の気持ちも違うよなと。
現に15巻を一気に読了してしまっている自分がいる。
半年前にビッグガンガン誌を読むのをやめたのは、ある意味正解である意味では不正解だった。
正解:この一連の話は通して読まないと中だるみというか、前置きが長いゆえに理解できないまま離脱しかねない。
不正解:離脱せずに我慢して読み続けていれば・・今よりもっと早くこの面白い展開が待っていたのに。
まあ全ては私の不甲斐なさ、アレはアレ、コレはコレ、そう割り切るべきだったなと。
ちくしょう!もっと早く読みたかった!
今現在のビッグガンガン誌ではどういう展開になっているのか分からないけれども、壬氏がどうなったのか。
気になるな〜(そこかよ)
登場人物
第七十五話:大宝(楼蘭の母にして子昌の現在の妻妃の侍女・故人)、楼蘭妃付の侍女たち
薬屋のひとりごと ピッコマAWARD2024に原作小説と共に選出
薬屋のひとりごと この本と出会った経緯
漫画の存在は数年前から知っていた。
どこぞの国公立大学の学生の間で面白いという話になっていた・・というのを何かで知ったので。
ただその時は私が漫画をほぼ卒業していたので、読むには至らず。
それが今になって急に買って読むとか、おかしなもので。
まあ我が国・日本における漫画文化が偉大であることを再確認したから、とでも言っておこう。
薬屋のひとりごとの魅力を語る
魅力はやはり何と言っても原作が小説であること。
しかも原作がネット上に公開されていて、文庫版が発売されている。
そしてさらにビッグガンガンとサンデーGXとで今現在、漫画が連載中であること。
漫画は作者が違う上に、出版社によって内容に対する姿勢が違うこと。
いろんなバージョンがあって、読む側がそれを自由に選択できること。
内容が謎解きであること、そして薬の知識も増えること。
薬屋のひとりごとの魅力が詰まった漫画の魅力とは?
小説は挿し絵が少しあるくらいなのに対し、漫画は絵で物語が進むのが良い。
小説だとイメージしづらい様々な物事が視覚的によく分かるので、活字を読む習慣がなくても容易に良い作品を堪能できる。
何より登場人物がひときわ魅力的に感じることができる。
個人的には猫猫(マオマオ)と壬氏(ジンシ)、玉葉妃(ギョクヨウひ)、梨花妃(リファひ)あたりが美しいので好きだ。
薬屋のひとりごとを読むならどの作品から始めるべき?
正直なところお好みで良いと思います。
小説が好きな人は迷わず小説を読めば良いと思う、原作だし。
原作に忠実な漫画がお好みならば小学館の方を読めば良いわけです。
序盤でマオマオに居残るよう指示したシーンひとつとっても、小学館版ではちゃんと漢文で書かれてあるので。
ガンガン版では日本語訳で書かれてあるし。
全部が全部、おそらくそうなのだと思うので、お好みでどうぞ。
漫画に限って言えば絵柄とそういう点を踏まえ、判断すればいいかと思います。
ただ、私は個人的にガンガン版から読んでるけど、事前に小学館のHPにて試し読みができたので読んでから最終的に購入する方を決めている。
そういう段階を踏まえた上でそれでも敢えて今言うならば、話の内容を理解した上では改めて小学館版も読みたくなっている。
小説はまだあんまり読む気ないけれど、それももしかしたら変わるのかもしれない。(おそらく・・)
薬屋のひとりごと 読み比べ

百聞は一見にしかず、ということわざがあります。
読み比べたい貴方のために各種まとめましたので、どうぞ。
小学館版・薬屋のひとりごと 第一話
薬屋のひとりごと 外国語バージョン
ねこクラゲ先生のツイートを眺めていて発見。
タイ語、イタリア語、ポーランド語、フランス語、韓国語、中国語・・いっぱいありますね。
私は読んだことありませんが、出版社が公式で翻訳したものなので勉強できますよ多分。
薬屋のひとりごと 次にくるマンガ大賞2019 コミックス部門1位
ダ・ヴィンチweb公式アカウントのリンク先へ飛ぶとねこクラゲ先生の当時のインタビューが掲載されています。
良かったらどうぞ。
薬屋のひとりごと ねこクラゲ先生作 好きなデフォルメイラスト
こんな個人的な趣味の見出しを作ってしまって良いのだろうか?と若干葛藤があるものの、個人的に好きなので紹介させて頂きます。
この組体操よくやらされました、土台を。
でもまあ、あの壬氏さんでさえやっているのだから、まあいいかと思わされた一枚。
薬屋のひとりごと アニメの合間に流れているコミックス紹介CM
きれいなCMなのでまだ見てないよっていう人は是非ご覧ください。